【全身麻酔】親知らず抜歯体験記・1【手術に至るまで】

2021年はICLという眼内コンタクトレンズを挿入する手術をした私ですが、2022年もまた手術を受けることにしました。

今回は、親知らずを抜歯するための手術です。

私も抜歯＝歯医者と思っていたので、今回の手術に至るまでのことを記事にしたいと思います。

親知らずの抜歯とは？

親知らずは8番目の歯で、智歯といいます。

上の親知らずを上顎智歯、下の親知らずを下顎智歯と呼びます。

普通に生えてきて口腔内にある人は抜歯する必要はありません。

虫歯になってしまい抜歯する人もいれば、歯列矯正のために生えている親知らずを抜歯したり、生えてくる前に抜歯したりする場合や、生えてこない人もいます。

専門的なことはコチラを見てくださいね👇とてもわかりやすいです。

今回、私は両側下顎水平埋伏智歯という診断を受け手術を行いました。

親知らず抜歯の経緯

私は大学生の時に上の親知らずが生えてきました。

先端が少し歯茎から露出する程度であったため、ブラッシング不十分になりやすい状態で、歯茎が炎症を起こしました。

当時は、病院実習中で喉が痛くなり、風邪だと思い内科を受診したのですが改善せず、歯かもしれないと言われ歯科受診をし発覚しました。

歯茎の炎症が喉まで広がってしまっていたようで、抗生剤で炎症が治ってから局所麻酔で抜歯をしました。

その際に撮影したレントゲン画像で他の親知らずの状態も見てもらっていました。

反対側の上顎智歯は、大学在学中に炎症を起こしたので局所麻酔で抜歯をしました。

上顎智歯抜歯は、どちらも顔がすごく腫れることもなく、抜歯自体は結構痛かったけどまあなんとかなったなという記憶があります。

下顎智歯も炎症を起こして抜くとかになるのであれば、あらかじめ抜歯しちゃってもいいかなと思っていたのですが、通っていた歯科の先生はとてもいい先生で

と言われました。

周りで下顎智歯を抜歯した友人たちは、顔がめっちゃ腫れた・飴玉食べてるみたいな顔になった・めっちゃ痛かった・米が詰まって地獄など、それなりに苦労した様子が伺えましたね。

最初に働いていた病院には口腔外科がなかったのですが、看護師の先輩でも全身麻酔で両側下顎智歯抜歯を行なった人が何名もおり、いつかやらねばなあと思ってはいました。

が、親知らずが横向きだろうと、生えて出てきている訳でもなく、痛いわけでもなく、特に何も問題がないと人は動かないもんですよね笑

そんなことから、早7年が経過し、今回自分の病院で親知らずの抜歯を行うことを検討しました。

手術決定まで

実際に私が何回受診したか、所要時間などもお伝えしていきますのでこれから抜歯を検討されている方は参考にしてみてくださいね。

9月22日　歯科医受診

歯のメンテナンスで歯科医を受診し、レントゲン撮影を行いました。

現在、親不知による症状があったり、悪影響があるわけではないが抜歯した方が将来的な歯周病リスクを減らすことができるのだなと思いました。

今通っている歯科医の先生もとてもいい先生で、

と、言ってくださり歯周病ケアが終わったら紹介状を渡すという話になりました。

10月20日、10月29日、11月14日と歯石除去や歯磨き指導などのケアをしてもらい紹介状をもらいました。

通院する歯科医では歯周病ケア歯科衛生士さんが全て行ってくれ、診察はないので30分程度で終了します。

11月15日　口腔外科受診

夜勤明けで口腔外科の予約をしようとすると、初診予約不可・紹介状必須と言われてしまい当日受診することになりました。

大きな病院は待つと聞いていたものの、こんなに時間がかかるとは思わなかったのでびっくりしました。

唯一の救いは、職員であるためPHSの番号を伝えておけば順番になったら電話してもらえて外来のソファで待つ必要はなかったということです。

自分の部署の休憩室でゴロゴロしたり、夜勤明けだったのでシャワーを浴びたりしていました😂

局所麻酔or全身麻酔

口腔外科の外来で診察を受けました。

レントゲンの画像から、局所麻酔で抜けないこともないが全身麻酔でも可能なので選んで下さいと。

CTを撮らないと詳しくはわからないが、レントゲン画像から左智歯の根っこは湾曲が見られ分割がさらに必要になりそうであるとのことでした。

幸い、神経に絡んでいるということはなさそうだったので局所麻酔でも抜歯できるという判断をして下さったのだと思いますが、分割が多いほど抜歯が大変なのはオペナースとしてよく見ているので、全身麻酔の方が安心かなあと思いましたね。

全身麻酔・局所麻酔に共通することは

• 術後２週間ほどのダウンタイムあり（腫脹・疼痛・開口制限）
• 下顎の場合は神経に近いため知覚異常を起こす可能性がある

局所麻酔での処置の場合は、1本抜歯後２週間経過すると疼痛や腫脹が改善されるため、その頃にもう1本抜歯する予定になると言われました。

手術室での抜歯を見慣れているため、全身麻酔での手術に関する不安というものがあまりありませんでした。

上顎智歯やそのほか乳歯を局所麻酔で抜歯した経験があり、局所麻酔って結構痛い・苦痛を感じたことを考え、全身麻酔で手術を受けることに決めました。

この日の外来で手術日を1月28日に決定しました。

私はシフト勤務のため希望の締切等の関係から1月以降しか選択肢がなかったのですが、手術枠があり休みがとれる場合は12月に手術を受けることも可能だったと思います。

手術が決定してからの流れ

全身麻酔で手術を行うことを決定してからは、術前検査が必要になります。

12月21日　術前検査受診

この日も夜勤明けで受診をしました。

まず、口腔外科外来で歯科衛生士さんが口腔内の衛生状態や動揺歯の有無を確認します。

次に、医師から必要な術前検査の説明を受けました。

抜歯の手術は侵襲の大きい手術ではないので術前検査の項目も少なめです。

検査を受けた後は、入院の受付をしました。

パンフレットに沿って入院についての説明を受け、入院日に記載して持ってくる書類を一式いただきました。

今回はトータルで1時間程度で終了しました💕

1月18日　口腔外科・周術期外来受診

術前最後の受診となりました。

この日は全て終わって11時でした💕

外来を2つ受診するためやや待ち時間がありましたが、麻酔に関する説明などは手術室看護師であるためだいぶ省略されたので早く終わったというのもあります。

終わりに

基本的な手術の方法や適応などは、口腔外科・歯科のサイトなどに詳しく書いてありますので参照していただくのが良いと思います。

全身麻酔と局所麻酔には、それぞれにリスクがあります。

基礎疾患や身体・歯の状態によって手術の方法は変わってきますので、ご自身の担当の先生とよく相談していただければと思います。

手術の経過についても記事にしていきますので、また見にきてくださいね✨