【新人】手術室看護師の基礎!勉強のおすすめ本紹介〜指導にも使える〜

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こんにちは。オペナース5年目のジェミニです🌹

4月から新人ナースの皆様は、自分がどこに配属されるだろうか、、意地悪な先輩はいないだろうか、、プリセプターとは相性が合うだろうか、、と色々不安があると思います。

また、新人ナースだけでなく、配置転換で異動になったナースの皆様も、新しい配属先が決まったときには

『何から勉強したらいいんだろう!?』

となりますよね。

今は、インターネットにもたくさんの情報があり、本を購入しなくても勉強はある程度できます。

ただインターネット上には不確かな情報があったり、情報量が膨大で自分の部署の特性を掴んだ内容でポイントを絞って勉強するのは難しい時があると思います。

そんな時には、やはりが役に立ちます。

私も手術室に配属されてからは、当直もあって時間があったことから手術に関する書籍・文献をたくさん読みました。

そんな私が、オペ室に配属された人におすすめの本を紹介していきます!

こんな人にオススメ
  • 新人でオペ室に配属された
  • 移動で初めてのオペ室勤務
  • プリセプター・指導担当になって基礎を学び直したい
  • 周術期看護として手術室看護について学びたい
目次

最初に読む本!3選

学校で習ってこないオペナースのお仕事

まずは、ざっくりどんなお仕事をするのかイメージをしておくことが大切です。

この3つの本は、どれもわかりやすいのでどれか一つ買っておくと、新人の時も後輩指導になった時も役に立ちます✨

はじめての手術看護

少し古い本ですが、私がオペナースになった時に最初に購入した本ですが、今は新しいものが出ています✨

基本の内容は変わらないので新しいものを購入するのをおすすめします。

オペ室での仕事の流れ、器械だしの基本や器械について、外回りの基本・麻酔についてなどが載っておりわかりやすいです。

配属が決まって、大学の先輩でオペナースの方々におすすめの本を聞いた時に、みんながお勧めしてくれた本でした💓

2020年度にプリセプターをしたのですが、その時にも自分も読み返して基礎を振り返りました✨

基本的なところは、変わらないので今でもおすすめできる本です。

私のプリちゃんにも貸してあげたよ💓

手術看護まずはこれだけ!ブック

オペナーシングという手術看護に関する雑誌があるのですが、それの増刊号です。

オペナーシングの増刊号シリーズは非常にオススメです💓

この本は、私が新人オペナースの時に部署に置いてあったので、買わずに済んでたくさん読んでいた本です❣️

この本も基本的なオペナースの仕事について載っているので、器械だし・外回り共に基礎知識の定着におすすめです!

手術室に配属ですか?

この本は、循環器に配属ですか?など、いろんなバージョンがあるのですが、先程の二つに比べると値段が少し安く、ライトな内容となっています。

ただ、基礎的なことは網羅できるので新人さんには十分だと思います💓

全部買うべきなの?

いいえ。

3つとも買う必要はないと思います。

大きい本屋さん(医学書等の取り扱いのある)へいくと置いてあると思うので、実際に少しパラパラと見てみることをおすすめします。

そのなかで、自分が気にいったもの(内容はまだわからないと思うので、ビジュアル・お値段など)を購入することをおすすめします💓

器械だしの勉強におすすめ3選

オペナースのためのイイトコドリ解剖図

オペナーシングの増刊号です。

器械だしを行う上で重要なのが解剖生理

大学生のときは解剖生理の授業寝てただけの私は覚えるの大変でした🤣

ただ、オペ室の有利なところは直接見て解剖生理を理解できるところ❣️

この本は、イラストと画像の両方が記載されているので、イラストでイメージして、画像と実際の手術で一致させるというようにして理解していくことができるのでオススメです。

手術看護のポイント速習ブック

オペナーシングの増刊号です❣️

これも2010年の本で少し古いのですが、たくさんの術式の流れが載っているので、いろんなオペにつくことになる前に勉強の手助けになると思います。

また、疾患と適応術式が一覧になっているのがとてもわかりやすくてオススメです。

どうしても、【術式】だけで考えてしまいがちなのが新人さんですが、同じ術式でも疾患が異なることがたくさんあり、それにより同じ術式でも少しずつ変わってくるので、術式と疾患については総合的に理解しておく必要があります。

研修医のための見える・わかる外科手術

これは、研修医向けのテキストですがオペの流れがすごくよくわかるので、ナースにもおすすめです✨

医師向けのものなので、糸結びについてや、器械の持ち方などについてものっており、実際のオペで医師がどういう風に器械類を使っているかを理解することができます

理解することができると、どう渡すと使いやすいのかを考えることができるようになります。

消化器外科・産婦人科・呼吸器外科・心臓血管外科の術式が網羅されています。

私は全部持ってます❤️

外回り看護におすすめ3選

外回り業務、麻酔導入、体位、麻酔覚醒などについては先ほどの最初に読む本3選の著書にもよく載っているので参考にしてもらえればと思います✨

要点チェック外回りオペ看護

この本は、ポケットに入るサイズで持ち歩くのに便利です。

外回りの時には持ち歩いて、自分の脳みそにプラスする外付けHDDのように使いましょう!

カンニングブックです❤️
先輩に聞かれたら、あ!本に載ってました!ってページを見せると…なんとかなるときも😁笑

あくまでも、簡潔にまとめられた本なのでここに書いてあることを掘り下げて勉強していくことをおすすめします。

メモを書けるページもあるので、自分の外回りブックとして使っていけます。

私も持っていますが、後輩たちもやたらポケットに仕込ませてますよ❤️

麻酔科研修チェックノート

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これは、麻酔科に回ってくる研修医たちが揃ってポケットに入れて持ってくる本です😁

麻酔についてわかりやすく&細かく載っているので、外回り看護師が麻酔看護について学ぶ上でも重宝します。

麻酔科研修が終わった、麻酔科に興味のない研修医から譲ってもらうのも手です❤️

麻酔看護については、まだまだ麻酔科医任せなところも多いと思いますが、患者さんに麻酔科医が何をしているのかがわからないと、外回り看護はただの業務となってしまいます。

わからないことは、麻酔科医にどんどん質問をして学びを深めるようにしましょう!

手術室の薬剤118

外回り看護師は、麻酔についてと手術についての両方の知識が必要となってきます。

薬剤を実際に投与することはあまりないですが、薬剤についての知識は必須です。

この増刊号は、よくまとまっていて、どんな時にどの薬を使うのかなどわかりやすいのでおすすめです。

薬についてはわからないまま仕事をするのは絶対にダメ!危険なことなので、その都度見れる本として持っておきましょう。

手術室看護師に必要な知識

手術室にもよりますが、診療科全ての手術に関わることが多いです。

  • 消化器外科
  • 呼吸器外科
  • 産婦人科
  • 耳鼻科
  • 整形外科
  • 脳外科
  • 泌尿器科
  • 皮膚科
  • 形成外科
  • 眼科
  • 心臓血管外科
  • 救急外科

これらの手術に関する知識を身につけていかなければなりません。

知識として必要になってくるのは、

  • 解剖生理
  • 適応疾患
  • 麻酔について
  • 術式に沿った器械・体位設定
  • 各科に沿った麻酔方法

そして、患者の個別性に沿った手術看護が重要です。

そのためには、既往歴の疾患や薬なども学んでいかなければなりません。

らすぱちゃん

オペナース超大変じゃん

覚えることがかなりたくさんあるので最初は大変です。

でも、それはどこに配属されても同じだと思います。

私たち医療職は生涯学習の職業です。

めまぐるしくオペナース1年目は過ぎていきますが、乗り越えていきましょう❤️

オペナース特有の大変さ

看護師1年目は、覚えること・勉強することが多いのはどの部署でも同じですが、

オペ室では、ベースとなる学校で習ってくる看護と全く違うところからスタートします。

  • 点滴交換
  • 採血
  • 清潔ケア(清拭・洗髪・陰部洗浄・入浴介助)
  • 食事介助・口腔ケア
  • 服薬管理
  • 退院支援・生活指導
  • 死後のケア

などなど…は、することがないです。

まず最初は、おそらく

  • 滅菌操作の習得(手洗い・ガウンを着る)
  • 器械を覚える

覚える器械の数も大量!

私も最初は、全部同じハサミに見えたよ…✂️

業務が全然違うので、病棟で働く友達とは、話が全く合わなかったり…

オペ室は、土日休みベースの所が多いので、病棟ナースの平日休みとは、合わなかったり…

といったオペ看あるあるがあります🤣

患者さんとの直接的な関わりは少ないですが、看護の対象は患者さんであることに変わりないです。

オペ室希望で配属された人も、そうではない人も、手術室看護を楽しいと思ってもらいたいなと思っています❣️

おすすめの本や勉強法などまた順次更新していく予定です😋

オペナースのお仕事については、こちらをご覧ください👇

ネットで調べるのはだめなの?

私の病院の新人さんでも多いのは、知識のソースがGoogle。

情報にすぐ手が届くのは便利でよいですが一度考えてほしいのは

ネットに書いてあることが正しいのか判断する能力

が自分にちゃんとあるかどうかです。

書籍は、正しい情報にアクセスすることができます。

また、部署にそったポイントで記載されているのも書籍です。

例えば…

挿管介助ひとつにしても

  1. 病棟等で急変対応をするときの挿管介助
  2. オペ室での麻酔導入時の挿管介助

は、状況も違えば注意するポイントや手順が違います。

挿管介助をググると、①が先にででくることがほとんとですが、オペ室での知識としては、それだけではだめなんですね。

書籍をお勧めするのはそういった点もあります。

みなさまの参考になりますように。

See you again!

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