オペナースのお仕事〜なりたいと思ったきっかけ〜

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こんにちは。ジェミニです。

手術室看護師は希望でなったのですか?

今日は、質問に答えつつお仕事紹介をします。

  • 手術室看護師って何してるの?
  • オペ看になりたいけど仕事内容は、よく知らない

みなさんに手術室看護師の仕事について知っていただけたらなと思います!

目次

手術室看護師とは

手術室看護師と呼ぶことはあまりなく、オペナース、オペ看と呼ばれる私たちです!

手術って言いにくし、オペのが短い単語だからでしょう❣️

手術室看護師のイメージ

みなさんがイメージする看護師とはどんなものでしょうか?

おそらく手術室で働く看護師ではないと思います。

入院している患者の看護をする看護師、クリニックや病院の外来にいる看護師ではないでしょうか?

看護師を目指している在学中の学生も、学校で手術室看護について学ぶことはほとんどありません。

では、手術室看護師にはどんなイメージを持っていますか?

  • 「メス!」って言われてメスを渡したりしてるの!?
  • 「汗!」って言われて医者の汗を拭いたりしているの?
  • ドラマとかで見るよね!かっこいいよね!

実際に私がよく言われることです。

オペナースの皆さんもよく言われることではないでしょうか?

これらが一般的なオペナースのイメージですね。

どれも間違ってはいないけど、ポイントはそこじゃないんだよなあ。。。

実際のお仕事

手術室看護師の仕事は大きく2つに分かれています。

器械出し看護師

直接介助・手洗い看護師などとも呼ばれることがあります。

さっきのイメージでいうなれば、「メス」と言われてメスを渡している看護師側です。

私の仕事中もこんな感じです✨

手術がスムーズに進むように、手術の流れを先読みしながら医師に適切な器械・器具を渡します。

主に外科医の診療の補助と患者への看護をしています。

  • 疾患・解剖生理、術式を理解する
  • 各手術に使用する器械・デバイスの使い方を覚え正しく組み立て準備できる
  • 患者の状態から手術の流れを予測し必要な物品を準備できる
  • 医師の個別性を把握した準備、対応ができる
  • 麻酔導入・覚醒時の患者の看護が行える
  • 手術前には使用する器械の点検、手術後には使用した器械の点検を行える

などなど、、、適切な器械を正しく、スムーズに渡すためにはたくさんの知識とスキルが必要となってきます。

看護基礎教育の中で、まったく教わってこないことなので最初は大変です。

手術室看護を楽しいと思って働いているオペナースは、器械出しが大好きなはずです。

患者に合わせた物品の準備ができて、言われる前に医師に器械が渡せて、スムーズに手術が終わった日の達成感はもう、、最高です!
患者さんにとってもそれが一番の利益であり、三方よしなのです。

外回り看護師

間接介助と呼ばれることもあります。

最初のイメージでいうと、「汗」と言われて汗を拭いている看護師側です。

先生の汗を拭く仕事ではありませんが、汗をかいている先生の汗を拭くことはあります(笑)

外回り看護師の仕事は、器械出し以外の全てです。

手術に対応した部屋を準備し、手術室に来てから帰るまでの患者を看護し、電子カルテに記録、病棟看護師に申し送ります。

  • 患者の体位を定期的に観察
  • INOUTバランスの把握
  • 出血量の計測、輸血準備
  • バイタルサインの観察
  • 手術進行を記録する
  • 腹腔鏡やロボット手術の機械の設定変更

などを手術中は行っています。

器械出し看護師と比較すると主に麻酔科医の診療の補助と患者の看護をしています。

病棟で看護師をしているので、患者の看護はできると思うので外回りならできそう。

外回り看護師は手術に関する知識は必要ないのでしょうか?

そんなことはありません。

手術は、進行状況に合わせて必要な物品を追加で準備したり、患者の状態を見てケアしていかなくてはなりません。

器械出しと同様に必要な知識とスキル
  • 疾患・解剖生理、術式を理解する
  • 各手術に使用する器械・デバイスの使い方を理解し、接続・設定ができる
  • 患者の状態から手術の流れを予測し必要な物品を準備できる
  • 医師の個別性を把握した準備、対応ができる

外回り特有の部分もあります。

  • 麻酔の患者への影響を理解し手術中の患者のケアができる
  • 手術体位と患者へのリスクを理解し、「医師が手術のしやすい体位」対「患者の安全安楽の体位」をマネジメントできる
  • 手術中に医師から家族へのIC(説明)がある場合は同席し、家族へのケアができる

「手術室での患者の看護」と一言で言っても、多岐に渡っています。

何事もなく手術が無事に終わればいいですが、全身麻酔・手術というのは身体への侵襲が大きく様々なことが起こることがありますので、外科医、麻酔科医、器械出し看護師をマネジメントし対応していかなければなりません。

職場の後輩ちゃんたちも、器械出しの方がすきと言っている声をよく聞きます。

先輩と組んでも、自分がリーダーシップをとるのが外回り看護師なのでそう思うのも当然かもしれませんね。

外回り看護は奥が深く、最初の頃は業務をこなすことでいっぱいでしたが、年数を重ね経験を増やしていくと色々なことを考えられるようになり、面白くなってきており、外回りも楽しくて好きです。

手術室看護師は、器械出し看護師と外回り看護師のどちらかだけをやるということはありません(ほとんどの場合)

手術や麻酔の知識に加え、機械の取り扱いもものすごく多くどんどん新しくなるので勉強は欠かせないですが、どちらの役割もとてもやりがいのある仕事です。

オペナース志望のきっかけ

私が手術室看護師に初めて出会ったのは、大学2年生の実習の時です。

何がやりたいかはまだ明確ではなかったですが、内科よりは外科!救急とか災害派遣とかやりたい!みたいな気持ちだった頃が大学2年生でした。

学生の頃の私のオペナースへのイメージ
  • 医師に器械をパシパシ渡してかっこいい
  • 最先端の医療技術に関われる
  • 緊急オペとか救急ぽくてかっこいい

かっこいい!というイメージが先行していたと思います❣️

救急、命を救う!みたいなところにかっこよさを感じているタイプの学生でした。

友達に出席カード預けて朝まで飲んでるタイプの不真面目学生でしたけどね…

私の看護師志望理由については👇

成人看護実習で消化器外科病棟へ

私の受け持ち患者は、胆管癌の女性。

見学したオペは、肝部分切除+門脈再建

今思えば、ずいぶん大きなオペを見学させてもらっていたんだなぁと。

実習時間中に終わるわけもなく、21時すぎまでかかった症例で、私が見学できたのは肝臓がもう少しでくりぬけそうなところまで

患者さんと一緒に病棟からオペ室に向かい、一緒に緊張してました。

初めての手術室、、初めてのオペ見学、、緊張する。。
そして、何よりオペナース怖くないといいな…

スクラブに着替えてドキドキの手術室。

ナース服しか着たことなかったのでスクラブ着ただけで、わあーーー!オペナースっぽい!!!かっこいい!!って、テンションあがってました。

なぜか、ウエストゴムがゆるゆるのを着てしまったみたいで何度も何度も脱げそうになりながらオペ見学したのを覚えています…

患者は術前日からCV入っていたので、あっという間に全身麻酔で眠ってしまいました。

テキパキと動くオペナースさんたちは、学生の私にはとってもかっこよく見えました❣️

オペ中は、看護師も医師も話しかけてくれ、私の緊張もすぐにほぐれました。

オペの解説をしてくれたり、オペナースの仕事について教えてくれたりととてもいい雰囲気だったのを今でも良く覚えていますね。

病棟の看護師より優しい!!!!!!!

働いているスタッフが楽しそうだったのも、印象的でした。(同期で器械だしと外回りしてたから5〜6年目くらいのナースだったんではないかと考察)

オペを見学するのはすごく面白かったです。

血液とか臓器とかそういったものは私は全然大丈夫な人でしたので、興味津々に見ていました!

新しい器械とか、最先端技術とか、そういったものにもすごく興味を持っていたので、手術の部屋には、機械がたくさんあってワクワクする空間でした。

オペの部屋の中は、JPOPがかかっていて執刀の先生は「学生さんこの曲(安室奈美恵のCAN YOU CELEBRATE?)知ってる?」とか、ナースが「先生はね、きゃりーぱみゅぱみゅが好きなんだよ!ほら、つけまつける流れた〜」とかなんだか和気藹々としていていました。

ドラマで見るオペのシーンと全然違う😲‼️
でも、なんだかオペ室って楽しそう❤️

病棟実習は、ナースみんな忙しそうで大変そうだなあ、、と思うことが多かったのですが、オペ見学はすごく楽しかったのと、こういう雰囲気の中で働きたいなと思えました。

内科よりは外科がよいし、オペナースかっこいいし、楽しそうだしオペナースいいな❤️

オペ見学の実習を経て、オペナースに興味を持つようになりました。

授業で習う分野ではないので、一般的な人と同じようにイメージが先行していたのですが、実際に働くオペナースを見て楽しそうに働いているというのは私の中では大きかったです!

ナースの志望動機と同じく、意識高い系ではないので、動機なんてそんなもんですね。

今働いている立場からすると、私の思い出として美化されてない?って思ったりもするんですが…笑(肝臓の開腹手術ってまあまあ忙しいオペなので

ちなみに、最初に就職した病院と、このオペ見学をした病院は違っています。

ただ、幸い自分にオペナースは向いていて、看護師6年目になっても楽しく働けている。

そんなきっかけとなる実習を経験できて、先輩オペナース様方には感謝しかないです✨

※オペ室では、全身麻酔の手術中に音楽がかかっている、医師・看護師が雑談をするというのは割と通常の光景です。もちろん、適当にやっているわけではありません。オペのメインどころではみんな集中してやってますのでご安心を❣️

まとめ

今日は、手術室看護師のお仕事について紹介してみました。

また、私がオペナースを目指すきっかけとなった出来事についてもお話しました。

実際に働いていて、オペナースは楽しいだけでなく大変なところもたくさんあります。

でも、どこかで学生のころに憧れた思いがあり、そんな憧れのナースに少しずつ近づいてきているんじゃないかなあと。

楽しく仕事を続けられるということは素晴らしいこと

嫌になったら休んでもいいし、仕事辞めてもいいと思います。

でも、楽しく仕事を続けられるということはすごく幸せなことだと思っています❤️

憧れや楽しそうというポジティブなイメージが、興味を惹くポイントであることは間違いないです。

  • 働く姿がかっこよくて憧れる
  • 楽しそうに働いていて憧れる

私も実習にくる学生さんや、後輩にはそんなふうに思ってもらたらいいなと思って接しています。

ひとりでも多くの人が手術室看護に興味を持ってもらえたら嬉しいなあと思っているので、これからとお仕事についての記事は書いていこうと思います!

ここまで読んでくださり、ありがとうございました❤️

See you again!

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