「手術室看護師から美容看護師へ――キャリアチェンジで見えた新しい世界」

  • URLをコピーしました!

おはじぇみ🤙🌹
初めましての方も、いつもきてくださる方もありがとうございます。ジェミニです。


手術室看護師から美容看護師へ――新たな一歩を踏み出してみませんか?

看護師として働く中で、一度は「このまま今の仕事を続けるべきなのか」と悩んだことはありませんか?私自身、手術室看護師としてのやりがいや達成感を感じながらも、どこかモヤモヤした思いを抱えていました。そして、思い切って美容看護師へと転職したことで、これまで想像もしなかったような新しい世界が広がりました。今回は、その体験をシェアし、転職を考えている皆さんに少しでも勇気をお届けできればと思います。


手術室看護師から美容看護師へ転職を決意した理由

手術室看護師として働いていた当時、毎日の業務はとても充実していました。しかし同時に、「もっと患者さんと直接向き合う仕事がしたい」「自分の新たな可能性を試してみたい」という気持ちも心のどこかにありました。そしてもう一つ、大きな理由となったのが「人事評価システム」の違いです。

病院では、年功序列が基本です。長く働けば昇給や管理職への道もありますが、中間層にとっては教育や委員会の仕事を任されることが多くなり、その割に評価やインセンティブがほとんどありません。同じ学年で負担が少ない人との間に大きな差がないことに不満を感じることもありました。

一方、美容看護師の世界では、年功序列に縛られず「できる人が評価される」システムが整っています。頑張り次第で昇格や昇給のチャンスがあり、成果を出せばその分だけしっかり評価されることに魅力を感じたのです。


手術室看護師と美容看護師の違い

転職後、美容看護師として任された業務の中でも、私のメインは外科領域でした。手術室での経験があったため、即戦力として期待され、手術に関連する業務を多く任されるようになりました。

美容医療の外科手術は、患者さんの理想を叶えるための医療であり、基本的には健康な患者さんが対象です。しかし、術後のリスクやハイリスクな患者さんへの対応が求められることもあります。手術箇所が多くなる場合や、患者さんの健康状態によっては、命に関わる可能性もゼロではありません。そのため、外科領域においては手術室と同じように「命を守る」という責任が求められます。

また、美容医療における患者さんは、病院での患者さんとは異なり、自分が受ける施術のリスクをあまり深く認識していないことが多いです。そのため、術前の説明では可能なリスクや注意点を丁寧に伝え、患者さんがしっかりと理解したうえで施術を受けられるよう心がける必要があります。さらに、術後のケアについても、ただ説明するだけでなく、患者さんの不安を取り除くようなコミュニケーションを意識することが重要でした。


美容看護師の魅力と可能性

美容看護師への転職を考える中で、「採血や注射といったスキルが衰えてしまうのではないか」と不安を抱く方もいるかもしれません。しかし、美容医療の現場でもこれらのスキルを活かす場面は多々あります。例えば、AGA治療やピル処方、ダイエット関連のプログラム、さらには手術前の検査で採血を行うことがあります。また、美容点滴の施術や手術におけるルート確保も重要な業務の一つです。

さらに、外科領域においては麻酔を使用した手術が行われるため、患者さんのABCD(気道、呼吸、循環、意識の評価)や身体アセスメントが求められます。病院勤務時代に比べて医師の人数や医療機器が限られた環境で対応するため、むしろ看護師としてのスキルがより試される場面もあります。こうした業務を通じて、スキルが低下したと感じることは全くありませんでした。

美容看護師は技術面だけでなく、患者さんとのコミュニケーションスキルや問題解決能力も磨かれるため、看護師としての成長を実感できる職業です。


働き方の違い

手術室看護師時代は、オンコールや夜勤などの不規則な勤務が多く、生活リズムを整えるのが難しいこともありました。しかし、土日が基本的に休みだったため、予定を立てやすいというメリットもありました。

一方、美容クリニックでの働き方は大きく異なります。日勤のみで規則正しいシフト制が基本のため、体調管理やプライベートとの両立がしやすい環境です。しかし、土日やゴールデンウィーク、お盆、年末年始など、世間の休暇期間は繁忙期となるため、連休を取るのが難しい場合があります。そのため、長期の旅行や家族行事を計画する際は事前の調整が必要です。

このように、働き方にはそれぞれの特徴があり、自分のライフスタイルや価値観に合った環境を選ぶことが大切だと感じました。


あなたも新しい一歩を踏み出してみませんか?

転職には勇気がいります。特に、手術室看護師としての経験が長ければ長いほど、未知の分野への挑戦には不安を感じるかもしれません。しかし、新しい世界に飛び込むことで見える景色は必ずあります。

もしあなたが現状に少しでも不満やモヤモヤを感じているなら、一度立ち止まって「自分が本当にやりたいことは何か」を考えてみてください。その答えが美容看護師という道であれば、一歩を踏み出す価値は十分にあるはずです。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次