「育休明け、休みたい」と検索していた私へ。【第6話】「思ったより大丈夫かも。」息子と私の慣らし保育

  • URLをコピーしました!

「育休明け、休みたい」と検索していた私へ。【第6話】「思ったより大丈夫かも。」息子と私の慣らし保育

育休明け、休みたい──。

そんな気持ちを抱えながら復職し、2か月で休職した看護師の記録です。


目次

前回のお話

日曜日の保育体制を整えるため、ベビーシッター探しを始めた私。

二人のシッターさんと出会い、「安心してお願いできる人」が少しずつ見つかりました。

そして4月。

いよいよ、息子の慣らし保育が始まります。


入園式。新しい生活が始まった

4月1日。

入園式の日を迎えました。

夫も少しだけ時間を作れて、一緒に参加することができました。

クラスの先生や保護者の方との顔合わせ。

その後の面談では、

土曜保育を利用したいこと。

これまで一時保育には月2〜3回通っていたので、環境には比較的慣れていること。

ただ、平熱が少し高めで、一時保育では37度台後半でお迎えになることが何度かあったので、復職後はそこが少し心配なこと。

そんなことを先生へお伝えしました。

私の復職は5月。

そのため、4月いっぱいは慣らし保育の期間になりました。


「行かない!」から「ばいばい」まで

慣らし保育初日は、1時間だけ。

いつもの一時保育のように登園していきました。

「思ったより大丈夫そうかも。」

そんな気持ちになったのも束の間。

3日目には、保育園の玄関でひっくり返って泣いていました。

一時保育では見たことのない姿でした。

「あれ?一時保育とは何か違うって分かったのかな。」

そう思ったのを覚えています。

それでも、お迎えに行く頃には笑顔。

おやつも牛乳もきちんと食べられたそうです。

でも、帰宅すると様子が違いました。

普段はベッドでしか寝ない息子が、お昼寝のあと、私にもたれかかったままソファで寝てしまったのです。

「こんなことあるんだ。」

新しい環境で、小さな体なりに一生懸命頑張っているんだな。

そう感じた瞬間でした。

翌週も保育園の駐輪場で、

「行かない!」

と保育園とは反対方向へ逃げていき、玄関ではまたひっくり返って大泣き。

胸がぎゅっと締め付けられるような気持ちでした。

そして4日目。

この日は玄関で泣くこともなく、自分から保育室へ入っていきました。

入り口で振り返ると、

「ばいばーい!」

と、私に手を振ってくれました。

数日前まで床に寝転がっていた子が、自分で切り替えて歩いていく。

「子どもって、本当に順応するんだな。」

少し寂しくて、でも少し誇らしい朝でした。

子どもは、大人が思うより順応が早い

慣らし保育4日目には初めての給食。

しっかり完食して帰ってきました。

その後は、お昼寝にも挑戦。

最初はなかなか眠れなかったようですが、

2日目には2時間も眠れたそうです。

「保育士さんって本当にすごい。」

どうやって寝かせているんだろう。

一度のぞいてみたいな、なんて思いました。

もともと息子は、人見知りをあまりしないタイプです。

だからこそ、新しい環境にも少しずつ慣れていけたのかもしれません。

4月の途中には、熱を出し、保育園を数日お休みすることになりました。

週末も重なり、5日ぶりの登園。

少し心配していたのですが、連絡帳には先生からこんな言葉が書かれていました。

「少し恥ずかしそうにお部屋へ入ってきました。」

その一文が、とてもかわいらしくて。

「ああ、この子にとって保育園が『戻る場所』になってきたんだな。」

そんな成長を感じて、嬉しくなりました。


保育園から帰ると、甘えん坊になった

慣らし保育は7日間で予定どおり進み、

8日目からは8時30分〜16時30分の保育になりました。

とても順調でした。

でも、順調だからといって、何も変わらなかったわけではありません。

保育園から帰ると、

機嫌が悪い日があったり、抱っこを求めることが増えたり、

甘え方も以前より強くなったように感じました。

新しい環境で頑張った分だけ、家では安心して気持ちを出しているんだろうな。

その気持ちを受け止めるのは私の役割。

正直、少し大変だなと思う日もありました。

でも、それも息子が頑張っている証なんだと思うと、不思議と受け止められました。


私にも少しずつ、自分の時間が戻ってきた

慣らし保育が始まり、日中に少しだけ自分の時間ができました。

平日の駅前には、空っぽのベビーカーを押して歩くお母さんが何人もいました。

「みんな慣らし保育なんだろうな。」

そんなことを思いながら歩いていました。

久しぶりに美容皮膚科へ行き、自分自身の治療を受けました。

待合室で順番を待ちながら、

「来月からは、働く側なんだな。」

そんなことを考えていました。

一人でラーメンを食べに行った日もありました。

洋服をゆっくり見て回り、試着室に入る。

そんな何気ない時間が、とても新鮮でした。

平日には、両親と息子と初めてのディズニーランドへ。

仕事が始まったら、こんな平日はしばらく過ごせない。

そう思うと、一日一日が少し特別に感じられました。

家では、来年予定している引っ越しに向けて、荷物の整理も始めました。

サイズアウトした息子の洋服を片付けたり、自分の服を断捨離したり。

息子が家にいるとなかなか進まないことを、一つずつ進めていきました。

その頃、夫は学会前で毎日のように22時を過ぎて帰宅。

帰ってこられない日もあり、私たちはほとんど顔を合わせない生活でした。

それでも、少しずつ新しい生活へ向けて前に進んでいる。

そんな4月だったように思います。


次回予告

慣らし保育は順調。

息子も少しずつ保育園生活に慣れていきました。

一方で、私の頭の中は少しずつ「5月の復職」に向かっていきます。

シフトはまだ出ない。

土曜保育の申し込み期限は迫る。

通勤時間のシミュレーション。

平日のお迎えシッター探し。

「働く前」なのに、生活はすでに仕事を前提に動き始めていました。

次回は、復職直前の一か月と、私が感じていた少しずつ大きくなる不安について書きたいと思います。


シリーズ一覧

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (1件)

コメントする

目次