「育休明け、休みたい」と検索していた私へ【第3話】「どうしたら生活は回る?」復職前、夫婦で家庭を設計した2か月

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「どうしたら生活は回る?」復職前、夫婦で家庭を設計した2か月【第3話】


育休明け、休みたい──。
そんな気持ちを抱えながら復職し、2か月で休職した看護師の記録です。

前回のお話

保育園の合格通知を受け取った私は、「何がおめでとうなんだろう」と、嬉しさよりも不安でいっぱいでした。復職するかどうかを夫ともう一度話し合い、自分の意思で復職することを決めます。

そして翌日から、「どうしたら生活が回るだろう。」という問いと向き合う日々が始まりました。

▶ 第2話はこちら「育休明け、休みたい」と検索していた私へ。【第2話】「何がおめでとうなんだろう。」保育園が決まった夜、私はただ泣いた

今回は、復職までの2か月で私が取り組んだ「生活設計」について書きます。
家事の見える化、日曜日の保育体制、夫婦の役割分担──。不安を抱えながらも、「できる準備は全部やろう」と考えていた頃の記録です。

目次

私は昔から「全部調べる人」だった

私は昔から調べることが好きです。

わからないまま進むことが苦手でした。

結婚式。
引っ越し。
新婚旅行。
妊娠。
家づくり。
保育園探し。

思い返せば、人生のイベントがあるたびに、何十時間も調べていました。

「後からこんな制度あったの?」
「もっと安くできたの?」
「あっちにすればよかった。」

そう思うのが嫌だったのです。

損をしたくない。
選択肢を取りこぼしたくない。

だから私は、とにかく全部調べる。


我が家は「私が調べて、夫と決める」が自然な形だった

夫は仕事が忙しい。

私は調べるのが得意。

だから我が家では、

  1. 私が調べる。
  2. 夫にプレゼンする。
  3. 二人で決める。

夫は忙しい中でも、私が集めた情報にはきちんと目を通し、一緒に考えてくれました。

これが自然なスタイルになっていました。


まず生活設計から始まった

子どもが生まれるタイミングで夫は異動。

今まで以上に忙しくなりました。

私は育休中だったこともあり、家事も育児も自然と私が担当するようになりました。

一人でやる方が、実は簡単なんです。

頭の中だけで管理すればいい。

引き継ぎもいらない。

「あれお願い」がなくても回る。

でも、それは私が仕事に復帰した瞬間に破綻します。


頭の中にあった「家庭運営」を、見える形にした

復職が決まってから私が最初にやったことの一つが、家庭運営の「見える化」でした。

育休中、私はNotionで家事リストや日用品のストックリスト、実家へ息子を預けるときの持ち物リストなどを管理していました。

もともとは自分が管理しやすくするために作ったものです。

でも、復職したら夫にも共有するつもりでいました。

一人でなら頭の中だけで済みますし、誰かに説明する必要もありません。

でも、それでは私が仕事に戻った瞬間に回らなくなる。

だから、「私しか知らないこと」を少しずつ減らしていこうと思いました。

家事分担についても同じです。

結婚してからは「できる人がやる」で困ることはありませんでした。

でも、共働きになれば話は別です。

そこで、

  • 洗濯は夜に必ず回すこと
  • お風呂掃除は夫がシャワーを浴びたあとに行うこと
  • ゴミ出しは夫の担当
  • 犬の散歩も夫の担当

など、生活のルールを文章にまとめ、LINEのノートで夫と共有しました。

完成形を一方的に渡したわけではありません。

「これはどう思う?」
「この方がやりやすいかな?」

と、お互いに意見を出しながらブラッシュアップしていきました。

「家事を分担する」というより、

家庭を一緒に運営するための土台を作る。

そんな感覚だったように思います。


我が家の一番の課題は、「日曜日」だった

復職に向けて考えなければいけないことはたくさんありましたが、その中でも一番の課題は「日曜日の保育」でした。

夫は外科医で、土日も当番やオンコール、回診などで出勤することがあります。

私は美容クリニック勤務で、土日祝日の勤務があります。

さらにこの時点では、私の配属先も勤務時間もまだ決まっていませんでした。

そして、保育園には日曜保育がありません。

つまり、「日曜日に誰が息子を見るのか」が、我が家にとって最優先で考えなければならない課題でした。

私はいつものように情報収集を始めました。

  • ベビーシッター
  • ベビーシッター利用支援制度
  • 会社の補助制度
  • ファミリー・サポート・センター
  • 実家にお願いできる範囲
  • 勤務希望の出し方

「どうすれば日曜日を乗り切れるだろう。」

「できるだけ無理の少ない方法はないだろうか。」

調べた内容を夫に共有し、二人で話し合いながら、一つずつ形にしていきました。

最終的に決めたのは、

  • 月に2回は、5〜6時間程度ベビーシッターをお願いする
  • 月に1回は、私の母に無理のない範囲でお願いする
  • 月に1回は、家族で過ごす日曜日を作る

という形でした。

もちろん、これが完璧な答えだとは思っていませんでした。

でも、「まずはこの形でやってみよう。」

そうやって、一つずつ生活の土台を作っていったのです。

そして、この決断をきっかけに、本格的なベビーシッター探しが始まりました。


やってみて無理なら、その時また考えよう

私は、仕組みを作れば絶対にうまくいくとは思っていませんでした。

夫が忙しいことも分かっていました。

仕事が始まれば、今のワンオペ育児に仕事が乗るだけになることも想像していました。

正直、大変だろうなとも思っていました。

それでも、

「できる準備は全部やってみよう。」

「やってみて無理だったら、その時また考えよう。」

それが、私たち夫婦の共通認識でした。

だから私は、

生活を回すための仕組みを作り、

家事を見える化し、

日曜日の保育を考え、

できる限りの準備をして復職の日を迎えようとしていました。

そしてもう一つ、当時の私はこんなことも思っていました。

「どうせ子どもの体調不良でたくさん休むだろうし、最初は”そういうママさん”というポジションでいい。」

以前のように仕事で成果を出そうとか、バリバリ働こうとは思っていませんでした。

まずは生活が回ること。

家族が笑顔で過ごせること。

それが、復職前の私が一番大切にしたかったことでした。

次回は、そんな準備を経て始まった「ベビーシッター探し」と、復職までの残りの日々について書きたいと思います。

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