「育休明け、休みたい」と検索していた私へ。【第7話】「生活時間だけは、守りたかった。」復職前、最後の準備

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「育休明け、休みたい」と検索していた私へ。【第7話】「生活時間だけは、守りたかった。」復職前、最後の準備

目次

前回のお話

慣らし保育が始まり、息子は少しずつ新しい環境に慣れていきました。

「行かない!」と泣いていた日もあれば、自分から「ばいばい」と手を振って保育室へ入っていく日もありました。

私自身も、久しぶりに一人で買い物へ行ったり、美容皮膚科へ通ったり、最後の育休時間を大切に過ごしていました。

でも、頭の中ではずっと「5月からの生活」を考えていました。


配属先は決まった。でも、何も分からなかった

復職前に、一つだけ安心したことがありました。

配属先が決まったことです。

復帰前には、自宅から通える範囲の中で希望を提出する機会がありました。

私が一番重視したのは、

仕事内容でも、症例数でも、有名な先生がいるかでもありません。

生活時間でした。

「この勤務地なら、息子は何時に寝られるだろう。」

「朝は今まで通り起きられるかな。」

勤務開始時間。通勤時間。

保育園のお迎え。

帰宅時間。

全部を書き出して、一日の生活を何パターンもシミュレーションしました。

もちろん、職場の雰囲気や働き方も気になりました。

同期に連絡して、

「どんな雰囲気?」

「働きやすそう?」

そんな話も聞きました。

でも、最後に決め手になったのは、やっぱり息子の生活リズムでした。

どんな仕事をするかより、家族の生活が回るか。

当時の私は、それを一番大切に考えていました。


上司からの連絡が来ない

配属先が決まったあと、

「直属の上司から連絡がありますので、お待ちください。」

そう言われていました。

でも、その連絡がなかなか来ません。

「どんな人なんだろう。」

「復職初日は何をするんだろう。」

「制服は?」

「持ち物は?」

初めての異動。

知っている人は誰もいません。

復帰する職場なのに、新しい職場へ転職するような気持ちでした。

結局、連絡が来たのは約1か月後。

ようやく少しだけ、復職する実感が湧いてきました。


シフトが出ない

もう一つ、気になっていたことがありました。

シフトです。

シフト希望は提出していたので、

「そろそろ出る頃かな。」

とは思っていました。

ただ、予定の日を過ぎても連絡はありません。

実は、シフトがギリギリになること自体は珍しいことではありません。

だから、まだ会ったこともない上司へ、

「シフトまだですか?」

と聞くことにも少し気が引けました。

「もう少し待とう。」

そう思っていたのですが、保育園の土曜保育には申請期限があります。

日曜日のベビーシッターさんにも、早めに依頼しなければ予定が埋まってしまいます。

このままでは間に合わない。

そう思って連絡すると、すぐにシフトが送られてきました。

「もっと早く聞けばよかった。」

そんな気持ちと、

「これでやっと準備が進められる。」

という安心感が入り混じっていました。


4月は、「復職後の生活」を練習していた

慣らし保育中、

私はあえて昼間に家事をしないようにしていました。

私は「時間があるからやる」のではなく、

「仕事が始まってからも続けられるか」

を確かめたかったのです。

本当なら、息子が保育園へ行っている間に料理を作り置きしたり、買い物へ行ったりした方が効率はいい。

でも、それでは5月からの生活とは違います。

だから、夕方に息子を迎えに行き、寝かしつけをして、そのあと家事をする。

仕事が始まった後と同じ生活を試していました。

すると、思っていた以上に時間がありません。

「これ、お迎えがあと1時間遅くなったらどうなるんだろう。」

そう考えると、平日5日間を一人で回すのは、かなり大変そうでした。


朝ごはんも、晩ごはんも「仕組み化」

朝食も見直しました。

保育園が決まってからは、朝30分以内で食べ終えられるように、メニューをできるだけ固定しました。

パンを焼く間にヨーグルトを出して、バナナを切る。

そんな流れまで決めていました。

夜ごはんも同じです。

家族みんなで食べられる幼児食を調べ、実際に作って、

「これは食べる。」

「これは食べない。」

そんなことを確認しながら、我が家の定番メニューを作っていきました。

仕事の日も、休みの日も、なるべく家事ではなく、

息子との時間を優先したい。

そのための準備でした。


平日のお迎えシッターも探し始めた

最初に探していたのは、

日曜日のシッターさんだけでした。

平日は、

「仕事が始まって、本当に大変だったら考えよう。」

そう思っていました。

でも、慣らし保育を過ごす中で、考えが少し変わります。

保育園帰りにスーパーへ寄ってみると、

保育園バッグ。

仕事バッグ。

買い物袋。

自転車の前かごはすぐにいっぱいになります。

買い物だけでも思った以上に大変でした。

それなら、週に一度だけでも、シッターさんにお迎えをお願いして、私はゆっくり買い物をして帰る。

あるいは、一度家へ戻ってから車でまとめ買いをする。

そんな日があれば、平日の負担は少し減るかもしれない。

そう思うようになりました。

そして、「本当にしんどくなってから探すより、今のうちに。」

そう考え、平日のお迎えシッターさん探しも始めました。

日曜日と違い、家に誰もいない状態でお願いすることになります。

だからこそ、人柄は大切でした。

幸い、犬も大歓迎という近くのシッターさんと出会うことができ、4月の終わりに事前面談を行いました。

まだ鍵の受け渡し方法も、お願いする頻度も、

夕食やお風呂までお願いするのかも決まっていません。

そんな私たちに、

「一緒に、その時のベストを考えていきましょう。」

そう言ってくださったことが、とても心強かったのを覚えています。


少しずつ、「夫婦で話す時間」が減っていった

その頃、夫は学会前で毎日帰宅が遅く、帰ってこられない日もありました。

朝に少し話すだけ。

夜は私が先に寝てしまう。

そんな日が続いていました。

慣らし保育では、毎日のように息子の成長を感じます。

話したいことは、毎日少しずつ増えていくのに、

夫婦で話せる時間は、少しずつ減っていきました。

復職したら、休みが重なるのは月に一度くらい。

「夫婦でゆっくり話す時間って、どうやって作るんだろう。」

そんなことも、考えるようになっていました。


次回予告

こうして、復職前の準備は少しずつ整っていきました。

生活のシミュレーション。

シッター探し。

家事の仕組み化。

できることは、本当に全部やりました。

それでも、

「ちゃんと生活は回るだろうか。」

その不安だけは、最後まで消えませんでした。

そして迎えた、5月1日。

いよいよ復職初日です。

次回は、久しぶりに袖を通した制服と、新しい職場で迎えた最初の1週間について書きたいと思います。

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