おはじぇみ🤙🌹
初めましての方も、いつもきてくださる方もありがとうございます。ジェミニです。
月経困難症に対する低用量ピルの内服は、保険診療になり、認知度も上がってきました。
しかし、経口避妊薬というイメージは未だ強く、誤解や偏見が強いのも事実です。
今回は、私が低用量ピルを内服している際に周りに言われたことや、世間のイメージがどうなのか、ということを書いてみようと思います。
女性間での認識の差
私がこちらの記事で体験談を話していますが、友人に生理のことを相談した時の反応も人によるなと感じました。
ピルを勧めてくる人、ピルを勧めない人、自然にこだわる人、、といろんな考え方の人がいます。
生理痛やPMSは我慢するもの
女性にとって、生理は当たり前のものであり、それに伴う生理痛やPMSは防ぎ用のないもの。受け入れるべきこと。
と考えている人が多いように感じます。
ピルを使用し生理をコントロールするのは不自然である
低用量ピルについての知識があまりなかったということもあるかと思いますが、文化としてそういう考えが定着しているように思います。
私もホルモン療法としての低容量ピルを内服するより、痛み止めで我慢できるならそれの方がよいと思っていましたね。
もちろん、正しい周期で生理になり、生理痛が自制内であることに勝ることはないと思います。
生理周期の乱れは、子宮内膜の肥厚につながりがんのリスクが高まるなど、「自然」ではないこともあります。
医療の現場で働くと、看護師、女医など働く女性が周りにたくさんいて、やはり「生理が辛い」というのは働く上でも気になる部分です。
医療の専門職ですので、知識があり、リスクとベネフィットを考えたうえで、低用量ピルを内服しコントロールしている人がたくさんいます。
そういった環境の中にいると、低用量ピル内服のメリットを享受しながら快適に過ごすことに抵抗は全くなくなりました。
婦人科受診の壁
保険診療になっても実はあまり値段が安くなっていない日本の低用量ピルによる月経困難症の治療
この実態が中々低用量ピルが身近なものにならない理由でもあると思います。
また、若い女性にとっては産婦人科を受診するということ自体が、普通の内科を受診するよりもハードルが高いように感じます。
産婦人科=妊娠
というイメージが強いかもしれませんが、産婦人科が取り扱うものは
- 産科の病気
- 妊娠
- 婦人科の病気
- 女性の月経周期やライフステージに関する病気
- 不妊治療
と、妊娠以外にも多岐にわたっています。
例えば、「お腹が痛い」という患者さんでも、消化器疾患・泌尿器疾患・婦人科疾患など様々な領域にわたる病気の可能性があります。
産婦人科の疾患かわからない場合でも、気軽に受診していいものなんですよ。
いわゆる内科のかかりつけと違って、予約制のクリニックが多く、夜遅くまでやっている病院も多いように感じます。
子宮頸がんの検診で毎年訪れる、定期的な婦人科領域の病気の有無のチェックなどで女性は産婦人科を訪れることが多くなると思います。
レディースクリニックとして一つ、かかりつけを持っておくと安心ですよ。
- 生理痛が辛い
- 生理の出血量が多い
- PMSが辛い
などなど生理にまつわるつらいことは色々あると思いますが、解決方法を色々考えることができます。
また、子宮内膜症などの病変がある場合もありますし、我慢せずに婦人科を受診して相談をしましょう。
生理がつらい人は我慢する必要はありません
カップル間での認識の差
男性のみなさんは、低用量ピルのことをちゃんとご存知ですか?
【経口避妊薬】という名前のイメージの方が強いでしょうか?
低用量ピル=避妊というイメージ
私も大学生の当時の恋人は、生理痛が辛いことを知っていましたし、理解してくれていました。
低用量ピルを検討していることなども話していました。
いざ、低容量ピルを飲み始めた時に
ピルって妊娠しないんでしょ?ゴムつけないでしてみたい!!
と言われましたね。笑
まさに、このツイートのふたコマ漫画の様な気持ちでした。
よく調べて、リスクも考えて、それでもつらい生理をよくしたいなと思って始めた低用量ピル。
男の人は、生理もこないし、ピルを飲むわけでもなくて、彼女にそんなこと言えるなんて、気楽でいいな。
まあ、好奇心といいますか、、、そういう気持ちもわからなくはないけれども、生理痛で辛い自分のことも知っている人からのこういったセリフは、気持ちの良いものではなかったですね…。
避妊目的で内服している場合は構わないと思いますが、そうではない場合もあるかと思います。
彼女にピルを飲ませたい男
『コンドームを付けずに行為をしたいから、彼女にピルを飲ませたい』という男性もちらほら見かけたことはあります。
コンドームのように装着すれば良いだけのものと違って、内服薬であり、コストもかかります。
副作用などのリスクもあるものですから、カップルで一緒に考えた上での避妊手段の一つとして選択するのは良いと思いますが、男性側からお願いするものではないと考えます。
誤解や偏見はある
相談をしていた恋人ですら、上記のような認識であり、正しい知識が世間に広まっていない印象があります。
Twitterで検索をしているとこのようなツイートがでてきました。
アルバイト先で、昼間に飲むピルを飲み忘れて、バイト中に薬飲んできますと言った時に。
ピル飲んでるの?ヤリマンやん!?彼氏とも生でしとるんか!?
と、、、、。呆気に取られました🤣
仲が良かった先輩なので、セクハラ云々はおいておきますが。。。
避妊のために飲んでるんじゃないのに。
本当に辛いんだもん。生理痛、、。
人に気軽にいうのはやめようと思いましたし、まだまだ正しい理解がされていないことも痛感しました。
同じようなことを体験されている人がSNSにもいるということが辛い現状ではありますが、こういった偏見がなくなればいいなと思うばかりです。
避妊のために内服している場合でも、それは不特定多数の人との性行為をしているということとイコールにはなりません。
避妊の手段の一つであることも事実
避妊のために内服していたわけではない私の立場から色々と述べさせていただきましたが、低用量ピルの避妊効果は高いのも事実です。
- パートナーが避妊に協力的ではない
- 今は絶対に妊娠をしたくない
こういった場合には、避妊の目的で低用量ピルを内服している場合もあります。
私もこのような状況の友人には、避妊目的としての低用量ピルの内服を勧めることがあります。
避妊に協力的ではない男なんてまずありえないって感じですけどね
コンドーム+低用量ピルで避妊効果はかなり高いものとなります。
望まない妊娠を避けるために、女性側が低用量ピルを内服することで避妊を行う
自分を守るためにも大切なことです。
低用量ピルを内服して
私は、低用量ピルを内服してから生理痛がかなり改善され、生理周期を自分でコントロールできるようになりQOLがかなり向上しました。
低用量ピルにまつわる偏見があるということも、実体験を通して知れたことだと思います。
偏見は、その内容についてよく知らないことから起きていると考えます。
今回紹介したことのように、色々と言ってくる人もいるかもしれませんが、正しい知識で説明することが大切だと思っています。
デリケートな内容ですし、内服の理由は人によってさまざまであるということを理解してもらえたらいいなと思います。
恋人や友人、家族に低用量ピルについて正しい知識を持ってもらうために、まずは自分が理解し納得した上で内服することが一番です。
今回は、私が低用量ピルを内服した生活の中で感じた世の中の低用量ピルへのイメージや偏見についてを書きました。
悩める女性の1例として参考になればうれしいです。
See you again!
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