おはじぇみ🤙🌹
初めましての方も、いつもきてくださる方もありがとうございます。ジェミニです。
女子を悩ませる生理の話題は、女子会でも度々上がりますね。
PMS(月経前症候群)や、生理痛で辛いという人も多いと思います。
今回は、現役看護師の私が学生時代に生理痛に悩み、低用量ピルの内服で生理痛が改善しQOLが爆上がりした経験を皆さんにお伝えする記事です。
低用量ピルを内服して生活が変わった
低用量ピルを内服し始めたのは、大学1年生の6月からです。
内服してから人生変わった〜〜〜〜〜💕
何が変わったかというと大きく4つ私は感じました。
- 毎日薬を飲まなければならない
- 生理痛の軽減
- 生理期間のコントロール
- PMSがなくなった
今日は、これらのことについて話していきますね。
低用量ピルに辿り着くまで
私は、生理のはじまった中学時代から、特に高校生活においては生理痛にずっと悩まされてきました。
生理痛で授業が受けられない高校生活
高校生になってからは、生理痛の腹痛がかなり酷かったです。
ロキソニン(痛み止め)を飲んでも2時間程度で腹痛が出現するため、内服容量の1日3回を守らずに1日6回くらい内服していました。
本当はダメです!!!!!!
ロキソニンの副作用には、消化管潰瘍・消化管穿孔があります。消化管に穴が開くと開腹手術になり兼ねないため、用法容量は必ず守りましょう。そして、適切な内服量で痛みが改善しない場合はきちんと受診しましょう。
また、生理周期も不順で、6ヶ月生理が来なかったこともありました。
女じゃなくなったかと思ったよね😭
28〜32日の周期で生理が訪れることはほぼなく、2ヶ月間が空くなどはザラで次の生理がいつくるかわからないという状態でした。
- 夜中に猛烈な腹痛で目が覚めると生理が始まっていた
- 授業中に猛烈な腹痛に襲われる
- 立ち仕事のバイト(8時間)で急に生理が来てしまう
など、生理不順×強い生理痛であったため、痛み止めを所持していない時はかなり辛いものがありました。
授業中も、痛み止めがないと手が震えてノートが取れないくらいの痛みがあり、生理1〜2日目は保健室に篭りっぱなしになっていました。
婦人科を受診
生理不順でシーツを汚したり、生理痛がひどくて学校を休んだりすることもあったため母親は私の生理がつらいことを知っていました。
また、母親も私を出産するまでは生理痛がひどかったようで、比較的寄り添ってくれていたように感じます。
学校生活がままならないため、母親と一緒に婦人科を受診し子宮筋腫や子宮内膜症の鑑別も行ってもらいましたが特に所見は見られずでした。
その当時は、思春期でホルモンバランスがまだ不安定であるからだろうということでした。
低用量ピルのことは、看護師の母親も知っており生理痛やPMSがよくなるということは自分自身も調べていたため知っていました。
なぜ、低用量ピルの内服に至らなかったのか?
今は、月経困難症に対して低用量ピルを内服することが比較的認知され一般的になっているかと思います。
ただ、当時は
- 月経困難症に対する低用量ピルの処方が保険適応ではなかった
- 低用量ピル=経口避妊薬 というイメージが強かった
- 血栓リスクなどの副作用についての不安があった
これらの要因から、コスト面(月3000円前後の薬代)と避妊目的というイメージから、ホルモン治療という意味での低用量ピルの内服について母親もあまり考えられなかったと言えるでしょう。
十分な知識が不足していたとも言えます。
高校生活は、漢方の内服を試みたり、体を温めるようにしたりとやってみましたが、改善せず。
痛み止めを飲みながら、いつ来るかがわからない不順な生理と、激しい生理痛におびえながら過ごしていました。
女子ってほんと、つらい。早く子供産んで子宮とっちゃいたいって思うくらいに、生理痛つらかったです。。。
看護大学へ入学し、低用量ピルを内服する友人と出会う
大学生になり、ホルモンバランスも20代が近づけは安定してくるのではないか?そうなれば、生理痛との闘いも楽になるのではないかと期待していました。
が、そんなことはなく、生理不順と生理痛に悩まされていました。
座学なら寝てればいいかもしれませんが、実技の授業で生理痛がきついときはかなりしんどく、休むことは留年につながるので休めない状況でした。
そんなにひどいならピル飲んでみたら?私も飲んでるけど、めっちゃ楽だよ~。最近は保険が効くのもあるみたいだよ!
学校で一緒に行動していた友人が、低用量ピルを高校生からずっと内服していました。
友人は、自費診療での低用量ピルを内服していましたが、この頃から月経困難症に対する低用量ピルの処方をしている婦人科があるという話がチラホラでてきていました。
実際に、内服している友人の話を聞けたことで、もう一度産婦人科で相談してみようと思いました。
母親と話をしてみる
当時は、大学生でありアルバイトはしていたため、自費診療で月3000円を払えないことはなかったですが、まだ親の扶養にはいっており、医療保険も親の元。
保険診療でできるならその方がよいと思って、相談しました。
友人の話を伝え、低用量ピルの内服で得られるメリットと、自分で調べた内服によるリスクについて説明しました。
- リスクよりもベネフィットがあると自分が感じていること
- 今まで漢方などでも症状が改善しなかったこと
- 実習関連の授業をつらい生理痛で受講することの大変さ
- 保険診療で低用量ピルの内服ができるかもしれないこと
を話したところ、母親は理解を示してくれました。
つらいことだけを伝えるのではなく、自分できちんと調べたというところが大切だったと思います。
結果的には、仮に自由診療であっても治療を受けることの理解が得られました。
学生のうちは、親に頼っていいと思いますので、恥ずかしがらずに相談をしてみましょう。
大学生だったので、一人で改めて産婦人科を受診し、低用量ピルを内服したいことを伝えると、血液検査を実施、血栓リスクが高くないことを確認して内服が始まりました。
低用量ピルの内服を開始して大変だったこと
毎日同じ時間に薬を飲むということ
おそらく、20代前後の女性は普段から内服薬を服用していることはないと思います。
内服習慣がない人が、毎日同じ時間に内服をするというのは中々大変です。
- 単純に忘れてしまう
- 規則正しい生活ではないと同じ時間に内服できない
飲み忘れたときの方法もありますが、なるべく同じ時間に飲むことが必要となります。
決まった時間に飲むためには、朝食後、昼食後、就寝前など、日常生活の何かの行動と関連づけ習慣になるようにするのがポイントです。
内服タイミングの試行錯誤
毎日朝食後に内服する
最初は、毎朝内服すれば忘れないだろうと思い、「朝」にしました。
しかし、大学生です。
朝寝坊することもあれば、朝まで遊んでいて昼過ぎまで寝ていることもあります。
また、朝バタバタしていて、朝ごはんを食べずに家を出てしまった場合にも、飲むのを忘れることがありました。
時間が大幅にずれる、忘れることも多く、毎日飲むことは続きませんでした
毎日寝る前に内服する
朝がだめなら寝る前だ!と思い、内服を「寝る前」に変更。
しかし、これも大学生。
まず、就寝時間がバラバラでしたから「寝る前」の時間の定義が難しかったです。
そして、飲んでベロベロになって夜の内服を忘れる。朝までバイトで飲む時間がなかった。
などなどで、夜もだめでしたね。
毎日寝る前に飲むことも続きませんでした
ジェミの生活習慣が悪くない?
それを言われてしまうと、そうでしかないですが(笑)
毎日お昼に内服する
私は結果的には、毎日昼12:00~13:00頃に内服するのが落ち着きました。
- 学校へ行っている日は、ランチの時間で内服できる
- 朝寝坊した日でも、昼には起きて内服できる
- 二日酔いでも、昼になれば元気である
それでも、単純に忘れるという内服忘れは何度もありましたね。
飲み忘れた場合の対処法
- 1日(24時間)飲み忘れた場合 気づいたときに直ちに飲み忘れた錠剤を服用し、その日の分も通常どおりに服用します。
(例:いつも服用している時間が22時、次の日の朝に飲み忘れに気付いた場合、朝気付いた時点で1錠服用し、その日の分は定時の22時に服用する。など) - いつも服用している時間になって、本来飲むはずの前日分のピルが残っていた場合(昨日分飲み忘れた)、2錠まとめて服用します。
(例:いつも服用している時間が22時、次の日の22時に前日分飲み忘れに気付いた場合。) - 2日以上(48時間以上)連続して飲み忘れた場合 そのシートの残りの錠剤を飲むことはやめて、次の月経を待って新しいシートの錠剤を飲み始めます。 なお、次の新しいシートを飲み始めるまでは妊娠する可能性があるので、他の方法で避妊しなくてはいけません。
- 飲み忘れ・飲み遅れ・時間のズレがあった場合、不正出血が起こることがあります。
- プラセボ(偽薬)を飲み忘れた場合 薬の成分は入っていないので、問題ありません。
看護師として働き始めてからも、、
日勤・夜勤・遅番などがあり、社会人になっても毎日同じ時間に薬を飲むという習慣を作るのは難しかったです。
今までの学校での授業のように、ランチタイムの時間が決まっておらずでしたから「昼食後」というタイミングでさえも危うくなりました。
11時にお昼ご飯の日もあれば、14時頃になる日もありましたからね。
だいたい昼の時間に内服するという形で内服を続けていました。
低用量ピルを内服する上で大切なことは、内服をやめないことです。
低用量ピルによる体重増加ってある?
これは、ピルに内服を検討している女子によく聞かれる質問です。
私は、内服を始めた時期とビールが飲めるようになった時期が同じくらいだったので総じて体重が増加し、要因がどちらだったかは不明です。
参考にならなくてごめんなさい
周りの低用量ピル内服をした友人たちも、比較的最初の体重増加を訴える人が多いです。
ただ、私が友人をみて明らかに太ったな~と思うほどの激太りはしないので、モデルさんでもなければそこまで気にする必要はないかなと思います。
私が感じた低用量ピル内服のメリット
生理痛軽減
ロキソニンが手放せなかった、用法用量以上を飲んでいたくらいの生理痛はかなり改善しました。
低用量ピルを飲み始めてすぐの生理から生理痛の改善が見られたのが内服による一番のメリットです。
1生理中にロキソニンを1回~2回の内服で疼痛コントロールできました。
これには、本当に感動しましたね。
今までは生理がきたらしんどくて、友人との予定を変更したりせざる負えないこともありましたが、それもなくなり、生理中も人間らしい生活をおくることができるようになりました。
朝までのバイトも、看護実習でも生理痛を気にせず過ごせるようになりました。
また、生理不順から経血量も多かったり少なかったりでしたが、それも比較的安定しました。
生理時期のコントロール
内服により生理の来る時期が決まってくるので、今までのように「いきなり生理がきた」ということがなくなりました。
下着やシーツが汚れたり、旅行に行くのに万が一を考えておかなければならなかったりで、精神的にちょっとしんどかったのですが、決まった日に生理がくるのは快適でしかなかったです。
基本は、21日間内服し7日間の非内服または偽薬内服により生理が来ることになるので、28日周期です。
低用量ピルの内服に慣れてくると少し自分で生理期間をコントロールすることができます。
- この日は海にいくから生理をあと1日遅らせたい
- 旅行の期間は生理をはずしたい
- この日はデートだからなあ~
のようなときに、少し長く内服を行い後ろにずらすこともできます。
※かかりつけの産婦人科医師によってはきちんと21日飲むように言われることもあるかもしれません
生理痛が改善されたとはいえ、生理自体が快適なものではありません。
消えたPMS(月経前症候群)
PMSは、排卵に伴うホルモン分泌量の急激な変化によっておこると言われています。
低用量ピルの内服により、排卵が止まるため排卵後のホルモン分泌量の変化が体に起こらなくなります。
つまり、PMSとさよならできるというわけです。
排卵後に分泌の増えるプロゲステロンは、
- 体内の水分を保持しようとする働き ⇒ むくみやすくなる
- 皮脂分泌を活発にする働き ⇒ ニキビができやすくなる・肌荒れ
この働きが弱まるので、むくみやニキビ・肌荒れが少なくなりました。
PMSの症状自体が人それぞれだと思うので、私が感じたことを上げてみました。
生理不順だったとはいえ、生理前は気分が落ち込んだり、めちゃくちゃ食欲旺盛になったり、便秘になったり色々不快だったものがなくなって快適に過ごせるようになりました。
そもそもが、生理が来る日が決まっているので、これはそろそろ生理かな?と考えなくてよくなったこともストレス軽減だったのではないかと思っています。
低用量ピル内服の副作用について
- 時期:飲み始めてから1~2ヶ月頃
- 理由:身体が低用量ピルになれていない時期に出やすい
- 副作用:吐き気、頭痛、乳房の張りなどの不快感 (PMSに似た症状)
身体がホルモン量に慣れてくると消失するといわれています。
私は、あまり気にならなかったです。
血栓リスク
低用量ピルで一番怖いのは血栓リスクという人が多いと思います。
産婦人科で定期的に血液検査をすると思いますので、あまり心配はいりません。
喫煙者はリスクが高いので、低用量ピルを内服したい人は禁煙をしましょう。
私は、医療従事者であるため
- 年2回の健康診断での採血がある
- 献血に行くのでそこでも採血データを見ることができる
- 後輩の採血練習相手になることで採血データを見ることができる
- 婦人科での定期健診
などと、自分の検査データを比較的よく知れる状況であったことも不安の軽減にはつながりました。
低用量ピルを内服する人は、静脈血栓症についても知識を持っておくことが大切だと思います。
もし合併症として引き起こした際に症状にすぐに気が付けるというのは救命の可能性があがりますからね。
他の疾患で病院を受診する際に聞かれる、「飲んでいるお薬はありませんか?」で低用量ピルの内服は必ず申告しましょう。
手術を受ける場合は、術前の内服中止期間を必要とする薬剤です。
まとめ
今日は、看護大生が低用量ピルを内服してQOLが向上した経緯についてお話ししました。
まだまだ、社会の理解が低い低用量ピルです。
内服をしたことによって、感じた世間の誤解や偏見についてはこちらの記事に書いてみました。
今は、低用量ピルを内服していないのですが、やめたきっかけなどについてもまた記事を書いていこうと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
See you again!
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