第二子妊活|子どもは二人。その未来を信じていた。【第一話】

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第二子妊活|子どもは二人。その未来を信じていた。【第一話】

家族計画なんて、大げさなものではありませんでした。

「子どもは二人ほしいね。」

そんな何気ない会話から始まった、私たち夫婦の未来予想図。

仕事のこと。
保育園のこと。
引っ越しのこと。
家づくりのこと。

その中に、第二子を迎えることも、ごく自然に組み込まれていました。

このシリーズは、不妊治療の記録ではありません。

第二子を迎えたいと願った、ある夫婦の家族計画の記録です。


「新婚旅行は、思いきりお酒を楽しもうね。」

結婚したばかりの私たちは、そんな話をしていました。

夫婦そろってお酒が好きだったので、新婚旅行だけは何も気にせず思いきり楽しみたい。だから、避妊をやめるのは新婚旅行からにしよう、と決めていました。

妊活といっても、特別なことは何もしていません。

基礎体温を毎日測ることもなければ、排卵日を調べることもない、ごく自然なスタートでした。

予定日から逆算すると、息子はいわゆるハネムーンベビー。

新婚旅行から帰ってきて、生理予定日になっても生理が来ず、そのまま妊娠が分かりました。

私たちにとって「妊娠する」ということは、当たり前ではないけれど、どこか自然に訪れるものという感覚でした。

その頃は、まさか自分たちが不妊治療を経験するなんて、一度も思っていませんでした。


第一子を妊娠して間もなく、夫の3年間の出向が決まりました。

私は産休に入る前に横浜から千葉へ引っ越し、新しい土地で出産と子育てを迎えることになりました。

夫の出向は3年の予定。

ただ、「もしかしたら5年に延びるかもしれない」という話もありました。

そんな中で、里帰り出産をする前から、私たち夫婦は第二子も含めた家族計画について話し合いを始めました。

子どもは二人ほしい。

私は仕事も続けたい。

夫の出向が終わったら、できれば横浜へ戻りたい。

保育園はどうする?

私はいつ復職する?

第二子はいつ迎える?

引っ越しのタイミングは?

家族で過ごす時間はどう確保する?

思いつくことを一つずつ書き出しながら、何度も話し合いました。

今見返すと、人生設計の作戦会議のようです。

その中で、私が一番大切にしたかったことがあります。

「なるべく家族みんなで過ごせる時間を多く取りたい。」

仕事も大切。

子育ても大切。

でも、家族みんなで過ごす時間は、それ以上に大切にしたいと思っていました。

いろいろなパターンを考えた結果、私たちが出した結論は、「連続育休を目指そう」ということでした。

制度を利用したいからではありません。

夫の出向。

横浜への引っ越し。

保育園。

私の仕事。

そして、家族で過ごす時間。

全部を並べて考えたとき、一番自然な選択がそれだったのです。

この話し合いの中で、夫が言ってくれた言葉があります。

「出向は3年で終わらせたい。延長は希望しないつもり。」

ここ数年、私たちは毎年のように引っ越しをしていました。

だから私は、「これ以上、転居を繰り返す生活はしたくない」と伝えました。

どこで働くか。

どこで子育てをするか。

家族として、腰を据えて暮らせる場所をつくりたい。

そんな思いも、この頃に夫婦で共有していました。


息子は予定より少し早く、5月に元気に生まれました。

生まれてからは初めての育児に夢中で、第二子のことを考える余裕なんてありません。

授乳をして、おむつを替えて、寝かしつけをして。

気がつけば、一日が終わっていました。

その一方で、未来に向けた準備も少しずつ進んでいました。

夫は、出向が終わったら横浜へ戻って働きたいという希望を固め、私たちは家づくりを始めました。

土地探しは時間がかかると聞いていましたが、ありがたいことに思っていたより早く土地が決まり、年明けから打ち合わせが始まりました。

家族計画は、何も変わっていませんでした。

子どもは二人。

その未来を疑うことは、一度もありませんでした。

第一子は10月に妊娠が分かり、翌年6月の出産予定でした。

真夏にお腹が大きくなる時期が重ならず、季節的にも過ごしやすい妊娠生活だったことを覚えています。

だから、「もし二人目も授かれるなら、また同じくらいの時期に生まれてくれたらいいな」と思っていました。

息子が一歳を迎えた後の、9月から第二子の妊活を始めることにしました。

第一子は、新婚旅行から避妊をやめてすぐに授かりました。

だから、二人目もきっと同じようなものだろう。

そんなふうに思っていました。

むしろ、「あまり早く妊活を始めたら、すぐ妊娠しちゃうかも。困るなあ。」なんて、本気で思っていたくらいです。

今思えば、ずいぶんとのんきな話です。

でも、それがあの頃の私たちでした。

家づくりも始まった。

第二子もきっとすぐ授かる。

来年の今頃は、つわりで大変かもしれない。

そんな未来を、ごく当たり前のように思い描いていました。

あの頃の私たちは、人生が予定どおりに進まないことを、まだ知りませんでした。

シリーズ一覧

第二子を迎えたいと思った夫婦の記録です。

不妊治療だけではなく、育休、仕事復帰、保育園、家づくり、引っ越しなど、人生設計の中で考えたことを時系列で綴っています。

初めて読む方は、第1話からどうぞ。

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