「育休明け、休みたい」と検索していた私へ。【第5話】「安心したのは、私より息子だった。」ベビーシッターとの最初の4時間

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「育休明け、休みたい」と検索していた私へ。【第5話】「安心したのは、私より息子だった。」ベビーシッターとの最初の4時間【第5話】

育休明け、休みたい──。

そんな気持ちを抱えながら復職し、2か月で休職した看護師の記録です。


目次

前回のお話

復職が決まってから、私は家庭を「気合い」ではなく「仕組み」で回せるように生活設計を始めました。

Notionで家事を見える化し、夫婦で役割を話し合い、一つずつ決めていきました。

その中で最後に残った課題が、「日曜日の保育」。

ファミリー・サポート・センターだけでは難しく、キッズラインとポピンズシッターで、それぞれ一人ずつ面談をお願いすることになりました。

▶ 第4話はこちら「育休明け、休みたい」と検索していた私へ。【第4話】日曜日を支えるベビーシッター探し


パジャマ姿で迎えた、朝7時半のオンライン面談

最初に面談をしたのは、キッズラインでお願いしたシッターさんでした。

事前面談はオンライン。

しかも朝7時半。

休日だったので、私たち夫婦も息子も、まだパジャマ姿です。

画面越しに現れたシッターさんは、プロフィール写真とは少し印象が違いました。

髪型が変わっていたこともあって、

「あれ?少し雰囲気が違うな。」

と思ったのを覚えています。

なんだかマッチングアプリで初めて会う時みたいだな、と夫婦で少し笑ってしまいました。

もちろん向こうも、

「プロフィール写真と全然違うじゃん。(今日はすっぴんだし。)」

なんて思っていたかもしれません(笑)。

この方は、ベテラン保育士さん。

そして、3人のお子さんの子育ても終えられているとのことでした。

免許証などの本人確認をしたあと、

息子の好きな遊び、食事のこと、お昼寝の時間、普段の過ごし方などを一つずつ話していきます。

息子は画面越しという状況をどこまで理解していたのか分かりませんが、

シッターさんは息子にも優しく声を掛けてくださっていました。

「この人なら安心してお願いできそう。」

そんな第一印象でした。


「ガハハおばちゃん」が、一瞬で息子の心をつかんだ

数日後、お試しのシッティング当日。

この頃、息子は1歳9か月。

おしゃべりが好きで、三語文も自然に話していました。

人見知りはほとんどなく、一時保育の先生も大好き。

預ける日ではなくても施設の前を通ると、

「先生まってる!」

と言うくらい、先生という存在が大好きな子でした。

だから私たちも、「知らない人に預ける」という不安は、あまりありませんでした。

この日は4時間お願いし、私たちは久しぶりに夫婦でランチへ行くことにしました。

ちょうど、お互いの誕生日祝いも兼ねていました。

インターホンが鳴り、ドアを開けると、シッターさんは風船を持って来てくれていました。

初対面で少し様子をうかがっていた息子でしたが、風船が出てきた瞬間、すぐに笑顔になりました。

キャッキャと笑いながら遊び始める息子。

「大丈夫そうだね。」

私と夫は顔を見合わせました。

最初の30分ほどは私たちも一緒に過ごし、

家の中の説明や、普段の遊び方、犬のことなどをお伝えしました。

実は、この方も犬を飼っていて、

「ケージから出しても大丈夫ですよ。」

と言ってくださったんです。

とてもありがたい言葉でした。

でも初回ということもあり、

犬のお世話までお願いすることになるのは申し訳ない気がして、

この日はケージの中で過ごしてもらうことにしました。

私たちは安心して家を出発し、久しぶりに夫婦でゆっくりランチへ。

何か月ぶりだったでしょうか。

ワインを一本開けて、時間を気にせず食事をする。

そんな何気ない時間が、とても新鮮でした。

帰宅すると、息子は楽しそうに遊んでいました。

そして帰る頃には、

「せんせー!」

と嬉しそうにシッターさんを呼んでいました。

そんな様子を見た夫が、

「ガハハおばちゃん、息子と相性よさそうだったね。」

と笑いました。

それ以来、我が家では自然とその呼び名になりました。


もう一人のシッターさんは、まったく違うタイプだった

もう一人お願いしたのが、ポピンズシッターの方でした。

こちらはオンライン面談ではなく、当日最初の15分が面談時間というスタイルです。

どんな方が来るのだろう。

この日も少し緊張していました。

実際にお会いすると、プロフィール写真よりも、もっと柔らかい雰囲気の方でした。

前回のお試しがとても楽しかったようで、

この頃には息子も、「先生」が来ることを嬉しいこととして覚えていました。

「今日は先生が来るよ。」

と伝えると、朝からなんだかワクワクした様子。

インターホンが鳴ると、

「先生きたきた〜!」

と嬉しそうに玄関へ向かっていきました。

最初の15分ほどで生活スタイルや食事、お昼寝などについてお話しし、

その後しばらくは私たちも一緒に過ごしました。

こちらのシッターさんは、持参した遊び道具ではなく、

家にある絵本やおもちゃを使いながら、

ゆっくり息子との距離を縮めていくタイプでした。

プロフィールにも、「絵本の読み聞かせが得意です。」と書かれていたのですが、

実際にその通りで、絵本が大好きな息子も自然と引き込まれていました。

この日は3時間お願いし、私たちは買い物へ出かけ、

帰宅すると息子は気持ちよさそうにお昼寝をしていました。

あとから保育記録を見ると、

「とてもいい子で、こちらも楽しい時間でした。」

と書いてくださっていて、とても嬉しかったのを覚えています。


犬がいる家庭ならではの悩みもあった

シッターさん探しで、意外と悩んだのが犬の存在でした。

親友もそうですが、犬アレルギーの方は意外と多いんです。

「この人にお願いしたい。」

と思ってプロフィールを見ていると、

最後に、「犬アレルギーのためペットがいるご家庭は対応できません。」

と書かれていて残念だったことも何度かありました。

また、キッズラインもポピンズシッターも、基本的にはペットはケージ内で過ごすことが推奨されています。

保育に集中できるようにするためです。

我が家の犬は、普段から留守番はケージなので問題はありません。

ただ、人が家にいるのに出してもらえない時間が長く続くのは少しかわいそうかな、とも思いました。

幸い、お試しの日はどちらのシッターさんからも、

「特に出してほしいと鳴いたりはしていませんでしたよ。」

と聞き、一安心。

だからこそ、仕事の時間すべてをお願いするのではなく、

私達夫婦が勤務時間を調整し、5〜6時間程度のシッティングにしようと決めました。

プロフィールに、「犬を飼っています。」「ペット歓迎です。」

そんな一文があるだけで、とても安心したのを覚えています。


「預けて終わり」じゃなかった。第三者だから見えた息子の姿

二人とも、ベテラン保育士さんらしく、

初対面の息子との距離の縮め方が本当に自然でした。

そして何より印象に残っているのが、シッティング後の保育記録です。

「お昼ご飯もほとんど自分で食べようと頑張っていました。」

「お話がとても上手ですね。」

そんな言葉が添えられていました。

第一子だと、毎日見ている姿が当たり前になります。

これが普通なのか、成長しているのか、なかなか分からない。

だから、第三者から息子の姿を教えてもらえたことが、とても嬉しかったのを覚えています。

ただ預かってもらうだけではありませんでした。

私たちが見ていない時間の息子を、温かい言葉で教えてもらえる。

それも、ベビーシッターさんにお願いして良かったと思えた理由の一つです。

「この人たちなら安心してお願いできそう。」

そう思えたことは、復職前の私にとって、大きな安心材料になりました。

家族ではない。

でも、

家族以外にも安心してお願いできる人がいる。

そんな存在がいてくれることは、

これから始まる新しい生活を考える上で、とても心強く感じました。


次回予告

こうして日曜日の保育体制が整い、いよいよ復職の日が近づいてきました。

慣らし保育も始まり、少しずつ「働く生活」が現実になっていきます。

次回は、平日のお迎えシッター探しや慣らし保育、そして復職直前の私が感じていたことについて書きたいと思います。

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